《研究結果から読み解くカイロプラクティックの可能性/カイロプラクター北川直樹》

 みなさん長引くコロナ禍いかがお過ごしでしょうか?ウイルスの変異によって感染力が強くなる代わりに病原性は随分と低くなってきました。元通りの生活に戻るまでもう一踏ん張りといったところでしょうか。さて、今回も1つの研究結果を示しながら、まさに今のコロナ禍にぴったりなカイロプラクティックが与える健康への可能性についてお話したいと思います。

カイロプラクティックには無限大の可能性が秘められている

 カイロプラクティックが提供するケアが医療費を削減し、患者自身の健康行動を改善し、患者自身によって認識される生活の質を向上させる可能性があるという研究結果が積み上げられつつありますが、これまでカイロプラクティックによるケア(アジャストメント)が実際に細胞レベルでどのような影響を与えているかはあまり知られていませんでした。
 Journal of Vertebral Subluxation Researchに掲載された研究によると、カイロプラクティック・ケアが生体内の酸化ストレスとDNA修復に影響を与える可能性があるとしています。簡単に言うと病気にかかり難くなり、アンチエイジングといった健康上のプラスの効果を与える可能性があるということです。

研究チームはカイロプラクティックを受けている者と受けていない者とで血清チオールレベルを測定し、比較しました。その結果、カイロプラクティックを受けているグループはそうでないグループと比較して高い平均血清チオールレベルを示したのです。

 

近年注目の血清チオール

 血清チオール(チオール基)とは体内に存在する強力な抗酸化物質です。私たちの体内は常に活性酸素などによる酸化ストレスに晒されていますが、チオール基を含め抗酸化物質は活性酸素が細胞やDNAを傷つけるのを防いでくれています。そのため血清チオールレベルはその人のレドックス(酸化還元)機能を評価する重要な指標であり、酸化ストレスマーカーとしても近年注目を集めています。様々な疾病において血清チオールレベルが低下していることが解っており、血清チオールレベルを測定することが病気のかかりやすさ、老化のしやすさの指標になると言われています。

 その疾病・老化に関わるという血清チオールレベルがカイロプラクティックを受けてないグループでは90だったことに対し、カイロプラクティックを受けているグループでは120でした。これは病気にかかるリスクをなんと95%から約5%にまで下げられるという意味をもつようです。

科学的データに基づいたケアを

 さらに、当院でも行っている傍脊柱温度スキャン(ナーボスコープ)とSEMGスキャン(サーモグラフィー)での結果をケアの基準として使用して行われたカイロプラクティック・ケアを受けているグループの血清チオールレベルは、病気にかかっている患者グループと比較して高く、また健康な被験者グループと比較しても良好(高値)だったそうです。
 予測だけではなく、科学的なデータを用いてケアを行う方が安心で安全、かつ効果的で効率的です。ぜひこれからも長い人生を健康に生きていくためにカイロプラクティック・ケアを受け続けていただければと思います。

 

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