あなたはうまく使えてる?結果を出すための脳の使い方/カイロプラクター 北川直樹

頑張っているのに結果が出ない、と思ったら要注意

頑張っているのに思ったような結果が出せない、考え抜いた企画書が通らない、必死に考えても良い案が浮かばない、残業や休日出勤までして頑張っているのに…
なにがダメなんだろう?集中力が足りないのかな?この仕事向いてないのかな?上司の理解力がないだけでは?

みなさんはこのような経験をしたことはないでしょうか?
実は結果を出すためにはちょっとした脳の使い方のコツがあります。

ではどのように脳を使えば最大のパフォーマンスを発揮し、結果を出すことができるのか?
今回は結果に大きな違いが出る脳の使い方について、脳科学的観点を取り入れながらお話ししていきます。

最高のパフォーマンスを発揮する、デフォルトモードネットワーク

 

一昔前まで、脳は集中している時に活発に働き、何も考えずぼーっとしている時は休んでいると考えられていました。

しかし近年の研究の進歩により、脳は集中している時より、実はぼーっとしている時の方が活発に働いていることが解明されています。

この時の神経の活動状態はデフォルトモードネットワークと呼ばれ、その活動量は集中している時の実に20倍にもなります。
しかもこのデフォルトモードネットワーク、集中している時とは脳内の活動量だけでなく、活動状態も違うというのです。

まだまだ未知な部分が多く解明し切れていませんが、役割の一つとして、知り得た情報を整理したり、過去の記憶や感情とつなぎ合わせていると言われています。

このデフォルトモードネットワークの最たる効果の一つと言われているのが、いわゆる「ひらめき」です。
IPS細胞を創り出したノーベル生理学・医学賞を受賞した山中教授も、研究所で考えても考えてもうまくいかなくて、お風呂に入ってぼーっとしている時に突然ひらめきが降ってきたと話しています。

結果を出すには「集中しないこと、考えないこと」

集中すること、考えることがダメなことというわけではありません。
集中モードと、デフォルトモードを上手く使い分けることがで大事なのです。
結果が出ない人は、もっと集中しないと、もっと考えないと、と更に脳の働きが低下し、余計結果が出なくなってしまいます。

新商品を考える、集客の方法を考える、ブランド化戦略を考える、イベントを企画する、営業成績を上げるといった仕事の場面では、頭で考えず、ぼーっとしているうちに思い浮かんだものを全て出し、その1つ1つについて理由や根拠を検証し、深掘りできたものを実行に移します。
また、検証する際にも難しく考えることはせず、あくまでデフォルトモードネットワークを使いながら検証していきます。

世界一のコンサルティング会社であるマッキンゼーでの経験を持つ赤羽さんの著書「0秒思考」や「マッキンゼー式ロジカルシンキング」にも「言葉を選ばず、内容も吟味せず、頭に浮かぶままに書き出す。」「大事な部分の7~8割は最初の1分で出ている、時間をかけたらかけた分、良いアイデアが出るということではない。」と書かれています。

脳の使い方を知っている人は、結果的に時間にも余裕が出て、行動量が増えて、結果も出て、休む時間もとれて健康、という好循環になっていきます。

脳のセルフケアも忘れずに

 

人間の一日に使える神経の限界は、その人の代謝量によって決まっています。

具体的には1日に脳に使える代謝量のうち、20%が細胞の維持修復に、集中したり考えることにはたったの5%しか使われず、デフォルトモードネットワークにはなんと75%も使われています。

それほどまでにデフォルトモードネットワークはエネルギーを大量に消費するため、脳が疲れてしまう側面を持ち合わせています。

つまり、「集中している方が脳をしっかり使っているから脳が疲れる」という以前の認識は、実は「集中している方が脳の活動量が低いため脳が疲れない」ということになります。

この集中状態を利用して脳を休ませる瞑想法が、最近話題になっているマインドフルネスです。

やり方は楽な姿勢で目を閉じて、今という瞬間に集中すること。
自分の呼吸や、それに伴い胸が膨らんだりしぼんだりする感覚、慣れてきたら伝わってくる心臓の鼓動の感覚などに意識を集中します。
この時、自分の意識、理性、価値観による判断、意味付けをせず、今起きていることをただ感じることに集中します。
これによりデフォルトモードネットワークが鎮まり、脳が休まります。

デフォルトモードネットワークの活動部位と、アルツハイマー型認知症の脳萎縮の部位が一致していることから、デフォルトモードネットワークの暴走が認知症に関係しているのではないかとも言われているため、脳を休めるのは非常に大事なことです。

 カイロプラクティックは神経を100%機能できるようにする

 

ここまで脳の使い方、セルフケアの方法などお話ししてきました。

しかし人間は生きている以上、神経が働いている以上、神経の機能低下(サブラクセーション)が必ず起きてしまいますが、それには私たちカイロプラクターがお役に立てます。

脳は「受容ベース」と言われており、外界から入った刺激に対し処理(脳)と出力(表現・行動)を繰り返していますが、近年の研究でカイロプラクティックのアジャストメントによる刺激が、脳の機能低下を改善する効果があることもわかってきています。

定期的なカイロプラクティック・ケアにより脳のパフォーマンスを維持し、あなたが最大の結果を出し続けるための基盤を支えることができるのです。

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