<続編:静的ストレッチと動的ストレッチの方法について/カイロプラクター外山恭平>

 前回はストレッチングには静的ストレッチと動的ストレッチがあり、それぞれの特性や機序・利用場面についてお話していきました。
今回はそれぞれのストレッチの具体的な方法についてご説明していきたいと思います!!
今回は、スポーツやウォーキングで特に重要になってくるハムストリングス(後述する写真をご覧ください)の静的ストレッチと動的ストレッチの方法について1つずつご紹介していきます。

【静的ストレッチについて】
静的ストレッチは、反動をつけずに筋肉を一定時間保持してストレッチを行う方法でしたね。一般的にみなさんがイメージするストレッチだと思います。この静的ストレッチでは、筋肉の起始と停止を引き離すことが重要となります。起始は赤字、停止は青字で記載していますので、どのようにすれば1番離れるか想像してみてください!


みなさん想像できましたか??
これから、ハムストリングスの静的ストレッチの一例をご紹介します。
行う際の注意点などもありますので、ポイントを押さえながら実施してみてください!
※ハムストリングスのストレッチは、坐骨神経痛などでもも裏に痺れがあると痺れを増強させてしまう可能性があるため避けてください。

~ストレッチ方法とポイント~
①膝をしっかりと伸ばしながら身体を前屈していきます。
②反動をつけずに20秒間伸ばします。痛みが伴わない程度で行ってください。
③つま先を外側と内側に動かすことで広範囲の様々な種類の筋群を伸ばすことが可能です。


【動的ストレッチについて】
動的ストレッチは、筋肉が伸びた状態から反動をつけて行うストレッチでしたね。ラジオ体操をイメージしていただくとわかりやすいと思います。この動的ストレッチは、筋肉の収縮と伸張を繰り返し行うとともに、伸張したところから反動をつけて行うことが重要となります。
したがって、図1の起始と停止を近づけたり遠ざけたりする動きをすることでハムストリングの動的ストレッチを行うことができます!

ハムストリングスの動的ストレッチの一例をご紹介します。
行う際の注意点などもありますので、ポイントを押さえながら実施してみてください!
※この動的ストレッチも同様に坐骨神経痛のある方は避けてください。

~ストレッチ方法とポイント~
①膝を伸ばして反動をつけながら、もも裏を伸ばしていきます。片側10回程度行いましょう。
②つま先はできるだけ天井を向けながら行いましょう。
③痛みが出ない範囲で行っていきます。静的ストレッチと異なり、反動をつけていくことが重要になります。

【まとめ】
みなさんいかがだったでしょうか?今回は、ハムストリングスに着目して静的ストレッチと動的ストレッチの具体的な方法についてご紹介していきました。ストレッチは用途や目的によって方法が変わります。静的ストレッチは運動後や日々のメンテナンスとして実施し、動的ストレッチは準備運動として実施することが望ましいとされています。今回紹介した静的・動的ストレッチの方法を日々のメンテナンスや準備運動の参考にしてみてください!!
次回もお楽しみに!!

《出身校・専攻》
CCEA(アジア大洋州カイロプラクティック教育審議会)国際認証校
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(TCC) (旧 豪州ロイヤルメルボルン工科大学(RMIT)日本校) (D.C.Program)優等卒 最優秀賞受賞 目白大学

保健医療学部 理学療法学科 卒

《学位・称号・資格》
CCEA(大洋州カイロプラクティック教育審議会)
国際認証 Doctor of Chiropractic(D.C.)
ドクター・オブ・カイロプラクティック
Physical Trainer 理学療法士(PT)
(厚生労働省大臣公認国家資格)

《卒後教育》
国際PNF協会認定 Basic(PNF1/2)修了
国際PNF協会認定 Advance(PNF3)修了

《国際公認試験》
NBCE支援 IBCE協力 JCR主催 第二回カイロプラクティック統一試験 SPEC臨床能力判定試験 合格(国際公認試験)

《所属団体》
世界保健機関(WHO)加盟 世界カイロプラクティック連合(WFC)日本代表団体 一般社団法人 日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員

【メッセージ】
WHO(国際)基準カイロプラクター・理学療法士の外山恭平(とやまきょうへい)です。
プロアスリートや一般のアスリート、ジュニアアスリートにスポーツ愛好家の方を始め、モデルの方や各種コンテスト入賞を目指している方などを対象としたトレーニングとメンテナンスケアを可能とする浄心の施設で活動をしています。
アスリートやスポーツ愛好家、モデルの方々のパフォーマンスアップには『機能的に動ける身体』を創ることが大切です。
身体の土台である脊椎・骨盤の機能が制限されている状態で日々のトレーニングや練習を続けても、身体機能や神経機能が十分に働かないためトレーニング効果が十分に得られません。
カイロプラクティックは、身体内部の状態を考慮した上で『機能的な問題』を見つけ、これを取り除くことで人間が持つ本来の動きを取り戻すことを目的としています。
カイロプラクティックで『機能的に動ける身体』になった状態で日々のトレーニングをすることで、今までにないパフォーマンスアップにつながると信じています。
あなたの将来の可能性を引き出すためにカイロプラクティックを受けることをお勧めします。

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一般 小児 各種スポーツ障害
WHO基準カイロプラクティック
庵原 崇カイロプラクティックオフィス
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Tel 052-459-5252(良く動く骨骨(コツコツ))
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